人生を狂わす!妻から慰謝料された男が身を守る6つの作法

妻から慰謝料

離婚を決意した妻から「慰謝料を下さい!」と切り出されたらどうしますか?

  • 慰謝料の相場はいくらなのか?
  • 離婚しなくても払わなくてはいけないの?
  • そもそも払わなくてはいけないのか?
  • 慰謝料に時効はあるのか? etc

以上のような様々な疑問が頭をよぎると思います。

そして、過去には対応を間違ったために深いダメージを受けた人も存在します。

そこで今回は、慰謝料請求をされた男性が、妻の慰謝料請求から身を守る術を解説します。

妻の慰謝料請求から身を守るための知識

妻の慰謝料請求から身を守る知識を以下のテーマに沿って紹介していきます。

  1. 無視しない
  2. 不法行為の証拠がない場合は支払わない
  3. 慰謝料請求の時効を確認する
  4. 浮気相手を狙い撃ちされないか注意する
  5. 多額の慰謝料請求を約束しない
  6. 慰謝料で時間を買う選択肢を念頭に入れる

無視しない(A)

慰謝料請求を受けたら、まずは無視しないでください。

心当たりがない慰謝料請求であれば、真面目に対応がバカバカしいと感じると思います。

しかし、相手が慰謝料請求する理由することは非常に重要です。

なぜならば、もしあなたが無視すると相手が「やましいことがあったに違いない」と勝手に結論づけるリスクがあるからです。

特に、思い込みが激しく、どんな行動に出るかわからない女性の場合には注意が必要です。

例えば、思い通りにいかないと、仕事場にのりこんできたり、仕事場の同僚の女性を浮気相手と疑ったり、両親の実家に押し掛けたりする可能性も否定できないと感じるのであれば、無視するのは避けた方が無難です。

不法行為の証拠がない場合は支払わない(B)

慰謝料請求される根拠を尋ねましょう。

そして、慰謝料請求される理由が適切でなければ、慰謝料を支払う義務がないことを伝えましょう。

わかってるでしょ?」という曖昧な理由で慰謝料に応じてはいけません。

その他にも以下のような理由では慰謝料を支払う必要はありません。

  • 結婚生活が辛かった
  • 離婚により精神的苦痛を受けた
  • 離婚による引っ越しにより転職を余儀なくされた
  • 親との関係がギクシャクしてしまった
  • 離婚に素直に応じたのだから慰謝料を払え

慰謝料請求があれば、慰謝料の支払いから免れないのは、以下のような場合です。

  • 不貞行為に及んだ
  • DVで妻を傷づけた

さらに、これらの理由に及んだ証拠が必要です。

証拠がなければ、慰謝料を支払う必要はありません。

もしも、それでも慰謝料請求をするのであれば、その立証責任は相手にあります。

あなたが心配すべきなのは、証拠を掴まれないか?こっそり会話を録音されていないか?ということです。

「払わなければ裁判をする」と脅されても、証拠がない確信があれば堂々としていてください。

慰謝料請求の時効を確認する(C)

慰謝料請求の時効は、請求する根拠となる事実を知ってから3年です。

例えば、あなたの不倫の証拠を掴まれ離婚した場合でも、3年以上経過していれば支払う必要はありません。

また、離婚する際に不倫が原因であってもその証拠を掴まれないまま、曖昧に離婚していれば支払う必要はありません。

一方で、離婚後に慰謝料請求の根拠となる事実が発覚した場合には、そのタイミングから3年間は慰謝料請求されるリスクがありますので注意が必要です。

浮気相手を狙い撃ちされないか注意する(D)

「浮気の証拠が掴めない」、「あなたも浮気を認めない」

以上のような状況でも、窮地に立たされる可能性があります。

それは、あなたの浮気相手が慰謝料請求に応じてしまった場合です。

浮気を疑われた方が、穏便に済ませるからとそそのかされて慰謝料を支払うこともあるのです。

しかし、本来支払う必要のない慰謝料を支払ってしまうことで、あなたにそのしわ寄せがやってきます。

つまり「浮気相手がお金を払う」⇒「浮気相手が浮気を認めた」⇒「あなたも浮気をしていた」という論理で窮地に立たされるのです。

多額の慰謝料請求を約束しない(E)

慰謝料を支払う必要が出てきても、多額の慰謝料請求には応じる必要がありません。

仮にあなたの不倫の事実が明らかになったとしても、慰謝料の相場は100万円~300万円です。

慰謝料請求する女性の中には、あなたから搾れるだけ搾り取ろうと画策する人もいます。

例えば、彼女たちは以下のような相場を超えた要求をしてきます。

  • 住んでいる家を慰謝料代わりによこせ
  • 車を慰謝料代わりによこせ
  • 1,000万円の支払いをよこせ
  • 離婚後に分割で生活費を援助しろ etc

繰り返しますが、慰謝料の相場は100万円~300万円ですから支払う義務はありません。

しかし、もしも相場を超えた要求でも、一度契約書に支払いを約束してしまったら取り消すのは難しいです。

くれぐれも不当な要求は受け入れないように注意してください。

慰謝料で時間を買う選択肢を念頭に入れる(F)

先ほど例に挙げたマンションや車や高額な金銭を妻が要求するのは、いくつかの誤解があります。

それらの誤解の根底には、慰謝料、財産分与、解決金などをごちゃ混ぜにして考えていることがあります。

慰謝料とは、精神的苦痛を金銭で解決するものですし、なんども繰り返しているように相場は100万円~300万円です。

その一方で、財産分与や解決金は高額になりがちですが、妻がこれらと慰謝料を一緒に考えてる可能性もあります。

あなたが資産家であれば、妻は離婚を機に沢山のお金を要求してやろうと考えるかもしれません。

しかし、財産分与の対象となるのは、夫婦の共有財産のみですから、親から相続したお金は分割する必要はありません。

また、解決金は法律で支払いが規定されているものではありません。

あくまでも、お互いの合意があって成立するものです。

あなたが払いたくなければ支払う義理はありません。

しかし、場合によっては解決金を支払った方がいいケースもあります。

それは、お金を払ってでも早期に離婚することをあなたが望む場合です。

例えば、浮気相手とあなたとの子供が生まれる前に離婚を成立させたいといったケースが該当します。

まとめ

妻から慰謝料請求された時に気を付けるべきことは沢山あります。

離婚をすれば女性は誰でも慰謝料を請求する権利があると未だに信じている人も存在します。

くれぐれも注意してください。