雑誌やテレビで芸能人の不倫問題がよく話題に上がっています。正直「お腹一杯」という人も多いはずです。
さて、あなたが本当に浮気をしているなら、奥さんから責められてもしょうがありません。しかし身に覚えがないのに、浮気を疑われることがあるから困ったものです。
例えば勤め先でサービス残業が常態化しており、いつも帰宅時間が遅くなる方は要注意です。「残業代も支払われていないのに。残業しているなんて嘘に決まってる!」と怒り出す奥さんは一人や二人じゃありません。
浮気を疑われるだけなら、まだカワイイほうです。浮気の疑いが、シャレじゃすまない事態に発展することだってあります。奥さんが労働基準監督署に不当残業の情報をタレこんだり、夫婦仲が険悪になり離婚することだってあるのです。
しかし無実を100%論理的に証明するのは不可能です。「悪魔の証明」などともいわれますよね。どうしたら浮気を疑う奥さんに信じてもらえるのでしょうか?
妻に浮気を疑われた時の対処法
- 人は見たいものしか見ない
- 真剣に悩む女性もいる
- 浮気の疑念を払拭する方法
人は見ないものしか見ない(1)
「人は見ないものしか見ない」というのは真実です。
心理学用語、コーチング用語では「スコトーマ」(盲点)といわれます。つまり思い込みによって事実が見えなくなる状態のことをさします。
例えば誰かを好きになったとき、その人のいい点しか見えないのはスコトーマのせいです。また悪いイメージがついたタレントにいい印象をもてないのもスコトーマのせいです。
身に全く覚えがない浮気を疑われるのも同様です。例えば多くの主婦が視聴するワイドショーの浮気特集を見たことがありますか?
浮気特集で紹介される「浮気中の男性の特徴」には、大多数の男性が当てはまってしまいます。本当に困ったものです。なぜならば浮気特集をみた奥さんの無意識には、間違った「男性が浮気するパターン」がインプットされるからです。
そのため奥さんが「浮気中の男性の特徴」と似たようなパターンをあなたの行動に見つける度に、「もしかして浮気?」と奥さんから疑われてしまうのです。
ちなみに、浮気調査依頼の8割で浮気が発覚していることをご存じですか?(某大手探偵社の方から聞いた話です。)
しかし裏を返せば2割では「シロ」という結果がでるということを意味します。それにも関わらず「シロ」という結果に納得がいかず、「夫は浮気しているはずなんです!」と主張し続ける女性もいるのです。
挙句の果てに、探偵社をハシゴする依頼者もいるのです。まさしく「見たいものしか見れない」という状態です。果てには、旦那が浮気していないのに離婚を検討する奥さんがいるから笑えません。
真剣に悩む女性もいる(2)
浮気をしているに違いないという思い込みは、離婚にまで発展することがあります。思い込みは、ネガティブな連想をすればするほど強くなっていきます。
例えば遭難したの体験談をみると、ネガティブな連想の怖さがわかります。遭難者が恐怖を感じるのは、暇な時間にするネガティブな連想なのだそうです。
- 助けはこないんじゃないか?
- 食料もあと数日で尽きる
- もう、ダメなんじゃないか?
以上のようなネガティブな発想をする度に、それがあたかも当事者にとっての真実になってしまうのです。
ある女性は、旦那が浮気しているのではないかと疑っていました。旦那の浮気を疑った理由を聞くと、あれやこれやと理由が出てきました。
- 交際中に仲のいい女性がいた
- 里帰り中に同郷の友達(女性含む)と会っていた
- 仕事で女性と触れ合う機会が多い
- 職業柄、深夜・朝帰りも日常茶飯事
- 普段から「ありがとう」をいわない
- 都合が悪いことは絶対に謝らない
- 家族の面倒をみない
- 連絡がない、返信もない etc
いかがでしょうか?浮気と直接関係ないような日常の行動ですら「浮気」と結び付けられているのです。怖いですよね。
「浮気をしている」という前提ありきで、浮気を証明する証拠を探しているのです。浮気を疑われている男性からすれば、「意味がわからない」というのが本音だと思います。
しかしここでお伝えしたかったのは、「あなたが浮気をしていると本気で信じている奥さんは、あなたが思っている以上に多い」という事実です。
ですからくれぐれも「浮気なんかしてないよ。バカバカしい」と言い放ち、奥さんの話を聞かないような愚行は控えましょう。
「旦那が浮気をしている」という妄想に憑りつかれた奥さんは、ロクに話し合わないあなたの態度を目の当たりにすると「やっぱり、浮気をしているから後ろめたいんだわ」などと考えてしまうことだってあるのです。
浮気の疑念を払拭する方法(3)
奥さんの浮気の疑念を払拭する一番いい方法は、ずっと一緒にいることです。でもずっと一緒にいるなんて非現実的ですよね?
次善策は「奥さんと話し合う」ことです。話し合うといっても、大袈裟に考える必要はありません。
奥さんと一緒の時間を過ごすだけでも十分効果的です。一緒の時間を過ごして少し会話をするだけで、浮気の疑念が消えることがあります。
逆に「浮気していない!しつこいからもう会話もしなくない」という態度は最悪です。その理由はすでにお伝えした通りです。
まとめ
浮気を疑う女性の多くは、旦那とのコミュニケーションが足りていません。男性からすれば「仕事が忙しいのにそれどころじゃない」という気持ちがあるのでしょう。
しかし奥さんから逃げれば逃げるほど、強く浮気を疑われてしまうのもまた事実なのです。旦那さんの愛に冷めて浮気に走る女性だっていますから要注意です。